コピーライターくりもとの【ひみつNOTE】

もうすぐ2012年、ガイア・アセンションまっただなかへ──。今の内・お熱い内に、手の内・胸の内を明かします。
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【ベストピアニスト】



松岡直也。




その音楽には、ぼくを惹きつける磁力がある。

松岡直也1

ラテンのまばゆいばかりの光と、日本的な湿っぽさと。

クラシカルな骨太さと、繊細なデリカシーと。

夢とか失意とか、いろんなものが融合している。

ラテン・フュージョンの雄---松岡直也。


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20年前(・・・・あ、もう、20年になるんだ)。

レンタル屋から借りたfusionレコードを、
福祉センターの録音室でダビングしまくった。

そのなかに、松岡直也があった。

出会いは、そっけないもんだ。

レオーネ

中古のスバル・レオーネにケンウッドのデッキアンプを仕込んで、
フルボリュームで鳴らした。

いろんな迷いを抱えて走る徳島の路に、松岡直也サウンドが
なんとも甘く切なく響いていた。


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いまや、ささくれ立った時代。

どんな音楽がいいのかっていうと、
こころの癒しには、モーツァルトが、いいという。

モーツァルト

一説によると、モーツァルトはその筋の結社に属していて、いろんな霊的秘儀に参入していたり、
はたまた、もともと天界でも相当高いポジションにいたそうで、そこからインスピレーションでもたらされる“調べ”が、ひとや動植物の調和的波長とマッチしているため、最強のヒーリング音楽といえばモーツァルトをおいて右に出るものはない。

ただ、モーツァルトは、受け入れる耳を選ぶようで、
あのリズム、あのメロディ、あの和音が
まったく癒しにならないどころか「かったりィ」「うぜぇ」「だせぇ」
というような反癒し効果につながっていっちゃうのが、
ぼくにとっては困りものだ。


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時代とともにいろんな音楽が供給され、
はやりのメロディーが暮らしを横切るが、
結局、どいつもこいつも残らない。

技巧派のアコースティックギタリストも、
ぼくをゆさぶる、ということがない。

だが、松岡直也サウンドは、あきらかに違う。


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クルマで聴くと、やっぱ かんなり イイのです。

クルマはノイズのかたまりだから、リスニング環境としては劣悪。
でもってクルマは鉄の塊り、排気ガスの源、自然とは調和するはずのない
移動物体である。
そのような、非自然、非地球環境、非調和の権化なのに、
松岡直也サウンドだけは、音が、風や、海や、自然と、協奏するのだ。

堺

薄汚れた大阪の空気、ディーゼルの噴煙が舞う国道の風。

全国ワースト河川の汚名をほしいままにしている大和川沿いの景色。

石油化学プラントが廃墟のように建つ臨海コンビナートを渡る高速道路。

にんげんが快適さと経済成長を願って生み出してきた
数々の非調和的なるもののなかをドライブしながら、
松岡直也だけは、傷ついた文明の虚像たちと、協奏できるのである。


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松岡直也は、異国の文化が出入りする横浜の小港(現在の本牧)
で生まれた。

家業は、さらに異国の文化と肌身で接する機会の多いホテル業であった。

祖父が経営した“不二家ホテル”は父の代で“東亜ホテル”となるが、
生バンド演奏が楽しめる広いダンスホールはずっと備えられていた。

父は直也に、3歳でバイオリン、4歳でドラムに触れさせた。
直也はやがてピアノに魅せられることになる。

だが!誰かに師事していたというのではない。
ピアノは独学で学んだのだ!

松岡直也

冒頭に書いたように、光と陰、甘さと切なさ、骨太さと繊細さ、
こころをゆさぶる みなもと は、「お仕着せ」や「真似事」ではなく
「独学」だからこそ育ったのかもしれない。

父は音楽を軸とする生活に対して厳しかった。
のちに病気で他界するが、口癖のように言ってた言葉があるそうだ。

「---曲を書きなさい。人々の心に響く、想い出となって
いつまでも愛される曲を書かなくてはいけない---」と。

厳しい父。独立心の芽生え始めた息子。

そんな幼少期・成長期の直也が心に刻んだふれあいがある。

それは時々父と行った旅だという。

海や山へ出掛け、魚を釣り歩いたバケーション。

野鳥の声。風の流れ。動植物のいとなみ。


父親と共に自然の偉大さを知り、また、心から楽しんだひととき・・・。


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たとえば、「夏の旅」。

---沸き上がる入道雲。ほこりっぽい田舎道。甘く切ない夏やすみ。

夏の旅

たとえば「九月の風」。

---切なさと哀しさ。


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だれのこころのなかにもある風や、海や、緑の情景、を思い出させる。

自然との調和、協奏といった感じ。

自然と、セッションする感じ。



松岡直也は、ささくれ立ったこころに効く。